专利摘要:
複式マイクロレンズは、共通の基板上に、多数の焦点距離を持っている多数のマイクロレンズを有している。多数の焦点距離を有することによって、複式マイクロレンズは、白内障手術において人間の目のレンズと交換して使用することが可能となり、患者は、多数のめがねや他人援助を必要とすることなく異なる深さで焦点合わせすることができる。
公开号:JP2011510798A
申请号:JP2010546010
申请日:2009-02-05
公开日:2011-04-07
发明作者:バティス,ロバート,ディー.;リベッキ,ジョン,ティー.
申请人:レーザー エナジェティックス,インコーポレイテッド;
IPC主号:A61F2-16
专利说明:

[0001] [出願についてのクロス・リファレンス]
本件特許出願は、発明の名称「複式マイクロレンズ・インプラント」の、ロバートディー バティス及びジョンティーリベッキによる、2007年2月5日出願の、米国仮特許出願61/026,293号の利益を請求し、この内容は、参照され、ここに組み込まれる。]
[0002] [技術分野]
本発明は、目のレンズ、より詳しくは、人間の目のレンズ及び角膜の交換のための多焦点複式マイクロレンズに関する。]
背景技術

[0003] [背景技術]
世界保健機構によると、加齢随伴の白内障は、世界的な失明の48%の原因になっており、これは、世界的に、約18,000,000の人々がいることを意味する。この白内障は、目のレンズが不透明になることに起因する。]
[0004] 図1は、人間の目10を表す概略図である。人間の目10は、レンズ12、角膜14、虹彩16及び網膜22を有している。一般的な作用としては、光は、角膜14とレンズ12によって、目の後ろの網膜22上で焦点を結ぶ。それから情報は、視神経26介して脳に伝達される。角膜14は、人間の目10の焦点力(focal power)の約2/3を占めるが、固定焦点を持っている。レンズ12は、フレキシブルであり、その形状が筋肉18によって変えられ、目に可変焦点を提供する。] 図1
[0005] 白内障に対する従来の手術は、レンズ12を固定ゲインの合成レンズと置換する。これは、患者の視界を修復するが、めがね又はコンタクトレンズの助けなしに異なる深さ(different depth)での焦点合わせの可能性としては限度がある。]
[0006] 合成レンズは、白内障によって動作不良になったレンズと置換して用いることができ、患者は、異なる距離で焦点を結ぶことができる故に、たいへん望ましいデバイスである。]
発明が解決しようとする課題

[0007] [発明の開示]
本発明は、多数の焦点距離を有する複式マイクロレンズであり、人間の目のレンズと置換するように白内障手術において使用され、患者が多数のめがねを必要とせず異なる深さで焦点合わせすることができる。]
[0008] [技術的問題]
本発明により対処される技術的問題は、固体レンズとして多数の焦点距離をどのようにしてもつかという点にある。]
課題を解決するための手段

[0009] [問題の解決手段]
本発明は、共通の基板上に、多数の焦点距離を持つマイクロレンズを多数設けることによって問題を解決する。]
発明の効果

[0010] [発明の有利な効果]
本発明の利点は、限定されるものではないが、多数の焦点距離を備えた、単一の、固体のレンズを用いることができる点にある。]
[0011] これら及び他の本発明の特徴は、以下の図面を参照することによって、より完全に理解されるであろう。]
図面の簡単な説明

[0012] [図面の簡単な説明]
図1は、人間の目を示す概略図である。
図2Aは、本発明の複式マイクロレンズの平面図である。
図2Bは、本発明の複式マイクロレンズの断面図である。
図3は、本発明の3焦点距離の複式マイクロレンズの概略機能図である。
図4は、六角形に成形したマイクロレンズを有する複式マイクロレンズを示す。] 図1 図2A 図2B 図3 図4
実施例

[0013] [発明を実施するための形態]
本発明の好ましい実施形態を、添付図面を参照することにより詳述するが、類似する要素は可能な限り同じ番号により示す。]
[0014] あらゆる合理的試みが、スケールに関して実施形態の種々の要素を表すために添付図面においてなされているが、二次元の紙面の限界で常にそうすることが可能でないこともある。したがって、示された実施形態相互間で種々の特徴の関係を適切に表し、かつ、合理的に簡略したやり方で本発明を適切に表すため、添付の図面に絶対的スケールから逸脱することは、時に必要となる。しかし、当業者は、開示された実施形態におけるあらゆるスケールの逸脱の可能性を制限しないことを認め及び承認するであろう。]
[0015] 図2Aは、本発明の複式マイクロレンズ30の平面図である。複式マイクロレンズ30は、マイクロレンズが多数ある基板32を有している。これらマイクロレンズは、限定されるものではないが、短い焦点距離のマイクロレンズ34、中程度の焦点距離のマイクロレンズ36及び長い焦点距離のマイクロレンズ38を含む種々の焦点距離を有している。種々の焦点距離レンズは、限定されるものではないが、例えば、ランダム、格子状又は図2Aに示すような環状パターンで配置する。また、複式マイクロレンズ30は、それらを適所に保持するための側部固定部材40を有している。] 図2A
[0016] 図2Bは、本発明の複式マイクロレンズの断面図を示す。マイクロレンズ面42は、カバー材料44によって覆われている。カバー材料44は、カバー材料表層46を有しているが、これは、マイクロレンズ面42に整合(match)してもよく、又、付加的な焦点力を提供するためにマイクロレンズ面42からずらしてもよい。カバー材料44は、基板32及びマイクロレンズの屈折率に合致する屈折率を有してもよく、又、付加的な焦点力を提供する異なる屈折率を有してもよい。] 図2B
[0017] 図3は、本発明に係る3つの焦点距離を持つ複式マイクロレンズ30の概略機能図である。短い焦点距離のマイクロレンズ34全ては、近い目的物41を網膜22上に焦点を結ぶ。中程度の焦点距離のマイクロレンズ36全ては、中程度の距離の目的物42を網膜22上に焦点を結ぶ。長い焦点距離のマイクロレンズ38全ては、遠い目的物44を網膜22上に焦点を結ぶ。図2では、短い焦点距離のマイクロレンズ34及び中程度の焦点距離のマイクロレンズ36が、目の光軸46上のある点に集中するようにフォーカスされ、一方、長い焦点距離のマイクロレンズ38が、軸から外れた点48に焦点を結ぶことを示している。光学分野の当業者は、全てのレンズが光軸46上の中点に焦点を結ぶこと、又は、軸から外れた点48に焦点を結ぶこと、あるいはこれらのいくつかの組み合わせが可能であることを理解するであろう。] 図3
[0018] 例えば、短い焦点距離のマイクロレンズ34は、読むことに利用すべく選択され、一方、前記長い焦点距離のマイクロレンズ38は、自動車の運転に利用すべく選択される。]
[0019] [例1]
例1は、例えば、図4に示され、この図は、六角形に成形したマイクロレンズを有する複式マイクロレンズを示している。個々のマイクロレンズは、ある幅をもって種々の形状とすることができ、限定されるものではないが、例えば、円形、六角形、多角形、部分的円形、楕円形又は他の幾何学的形状を有してもよい。マイクロレンズの配置パターン又は中心軌跡は、限定されるものではないが、入れ子のリング状、格子状、ダイヤモンド状、ランダムなパターン又はいくつかの組み合わせを有してもよい。1つの複式レンズにおけるマイクロレンズの数は、直径が1ミクロンから数百ミクロンまで変化するマイクロレンズの大きさによるが、少なくて25あるいは多くて数百である。] 図4
[0020] マイクロレンズのエレメントは、負のレンズ、正のレンズ又はいくつかのこれらの組み合わせとして構成することができる。]
[0021] 本発明は、構造的特徴及び/又は方法論的作用のために特定の言語で記載したが、添付の請求の範囲において定義された本発明は、必ずしも記載された特定の特徴又は作用に限定される必要はないと理解されるべきである。むしろ、特定の特徴及び作用は、請求された発明を実現する代表的な形態として開示されている。種々の変更は、本発明の趣旨又は有効範囲から逸脱することなく、当業者によって容易に考え出すことが可能である。]
[0022] [産業上利用可能性]
眼科学の分野においては、本発明の複式マイクロレンズのような複数焦点の固体のレンズは、特に白内障手術のレンズ交換用としてかなりの関心がある。このようなレンズは、角膜交換やコンタクトレンズの分野において、かなり実用性を有するものである。]
权利要求:

請求項1
第1の焦点距離を有する25あるいはそれ以上多数の第1のマイクロレンズ、及び、第2の焦点距離を有する25あるいはそれ以上多数の第2のマイクロレンズを有するように成形された基板を含む複式マイクロレンズ。
請求項2
人間の目のレンズを置換するように形成された請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項3
前記第1の焦点距離が負の焦点距離であり、前記第2焦点距離が正の焦点距離である請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項4
前記基板に取り付けた側部固定部材を有し、当該側部固定部材は、前記複式マイクロレンズを適所に保持するように形成された請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項5
前記第1の焦点距離は、読むことに利用すべく選択される請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項6
前記第2焦点距離は、自動車の運転に利用すべく選択される請求項5に記載の複式マイクロレンズ。
請求項7
更にカバー材料を有する請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項8
前記カバー材料は、前記基板と異なる屈折率である請求項7に記載の複式マイクロレンズ。
請求項9
前記多数の第1及び第2のマイクロレンズは、同心のリング内に配置されている請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
請求項10
前記多数の第1及び第2のマイクロレンズは、六角形をしたものからなる請求項1に記載の複式マイクロレンズ。
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同族专利:
公开号 | 公开日
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